・基礎代謝量はエネルギー消費量で最も大きく60%を占めています。 生命維持のために最低限必要なエネルギーで安静時でも筋肉、肝臓、脳などの臓器が消費します。
※エネルギーとカロリーは同じ?
エネルギーは「体を動 かす力」のことで「熱量」と表現されることもあります。そのエネルギーの単位が、カロリー(cal)です。
1calは、水1cc(小さじ1/5杯)を1℃上げるのに必要な熱量です。
1calは単位が小さいので、食品や運動の消費カロリーは千倍のkcalで表します。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスが取れていて現在の体重を維持します。
消費カロリーの方が多くカロリー収支はマイナス。体内の脂肪を燃焼させるので体重は減り、痩せます。
摂取カロリーの方が多くカロリー収支はプラス。余ったカロリーは脂肪になり体重は増え、太ります。
誰もが納得するダイエットの大原則です。しかし新しい技術で正確なカロリー測定が可能になったことで、
意外発見がありました。ダイエットの原則には、もう少し複雑なシナリオがあることがわかったのです。
『運動しても痩せないのはなぜか:代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」』の
著者 ハーマン・ポンツァー氏は、私たちの身体は、運動で一時的にカロリー消費量が増えると、
カロリーの摂取量は、それに合わせて増える。つまりカロリー消費量の多い人は、よく食べてバランスを保とうとする。
ダイエットで成功するには、運動で消費カロリーを増やすよりも、
食事の摂取カロリーを減らし、カロリー収支をマイナスにするしかない。
そして、痩せるための代謝をうまく機能させるには、
栄養価が高く、満腹感が得られ、しかもカロリーの高くない食品を中心にした食事をするのが良いと結論付けています。
進化人類学者がダイエットの常識を覆す!