ガス料金が高騰し、家計にとって負担が増しています。 少しでも節約できるように工夫し節約上手になりましょう。 本記事では、お湯を早く沸騰させる方法を試してみました。 結果、いくつかのポイントが見つかりました。
鍋大 蓋あり 4分05秒
薬缶 4分11秒
笛吹ケトル 4分20秒
鍋小 フタなし 5分17秒
19.8度の水道水1リットルを沸騰させるまでの時間を測定したところ、
蓋をした大きな鍋が最も早く沸騰することが分かりました。
小さな鍋でフタをせずに沸かした場合と比較して22%の節約ができました。
大きな鍋は火口を覆うことで炎が鍋底からはみ出さず、無駄な熱が逃げることがないためです。
次に早かったのは薬缶、ケトルの順でした。
使用したケトルは沸騰すると警笛が鳴る笛吹ケトルで、警笛が鳴るまでに少し時間がかかったため、
薬缶よりやや遅かったです。
しかし、警笛が鳴る機能は沸騰を知らせるため、沸騰に気づかない無駄を防いでくれます。
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鍋大 蓋あり 4分05秒
鍋大 蓋なし 4分57秒
蓋をした方が約50秒早く沸騰!
蓋をすることで、17%の節約ができるという結果が出ました。
煮炊き物をする際も、可能であれば蓋をするようにしましょう。
調理によっては蓋をすることができない場合がありますが、
その場合は落し蓋やアルミホイル、
クッキングシートで表面を覆って熱が逃げないようにすることをおすすめします。
鍋大蓋あり 水滴なし 4分05秒
鍋大蓋あり 水滴あり 4分23秒
鍋底の水滴を拭き取ると約20秒沸騰が早くなりました。(約7%節約)
鍋を洗った後、煮炊き物をする場合は鍋底や側面の水滴をきれいに拭き取ってから火にかけるようにしましょう。
鍋底に水滴がついていると、水滴を蒸発させてから水を加熱するので余分な火力が必要になります。
鍋大蓋あり 開始温度60℃ 3分07秒
鍋大蓋あり 開始温度20℃ 4分05秒
水から沸騰させるのではなく、給湯器のお湯を使って温かいお湯から沸かした方が節約になります。
冷凍食品を料理するときはしっかり解凍してから、
冷蔵庫で保存しているだし汁やミネラルウオーターは
早めに冷蔵庫から出して室温程度に温度を上げてから料理に使いましょう。
煮炊き物をするとき、鍋底から炎がはみ出していることがあります。 はみ出している炎は加熱に使われていません。できれば底が広い大きな鍋や薬缶を利用します。 底が広い鍋等がない場合は、鍋底から炎がはみ出さないように火加減を調節しましょう。
揚げる。煮る。蒸す。炒める。では炒めるが一番ガス代が安い調理法です。
漢字の通り「火」を「少し」しか使いません。
揚げ物は油を180度に保つ必要があるので強い火力を使います。また油の後始末も面倒です。
できれば家庭では揚げもの以外の献立を考えましょう。
一度に複数の料理を調理することや、ゆで汁を利用してもう一品を煮ることなど、処理手順を工夫することも重要です。
これにより、ガスを無駄にすることなく、効率的に調理することができます。
電子レンジを活用することも有効です。電子レンジは食品の内側からも過熱するため、野菜や根菜類の下茹でに利用することができます。
余熱を利用することも効果的です。例えば、ゆで卵を少し早く火を止めて余熱を利用して調理することで、ガスを節約することができます。
スープや汁物にとろみを加えることで、暖かい状態を長く保つことができます。これにより、ガスを無駄に使わず、より長く料理を楽しむことができます。
食器洗い機を利用してまとめ洗いすると手洗いよりも節約になります。
資源エネルギー庁によると、
食器を手洗いした場合(給湯器40℃設定、使用水量65ℓ/回、冷房期間は給湯器を使用しない)
年間でガス81.62㎥、水道47.45㎥使用(合計約25,560円)。
食器洗い乾燥機で洗った場合(給水接続タイプで標準モードを利用)を比較すると、
食器洗い乾燥機の場合、年間で電気525.20kWh、水道10.80㎥使用(合計約16,990円)。
食器洗い乾燥機を使ったほうが年間約8,570円光熱費が節約になります。
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以上が、ガス料金を節約するための調理方法の提案でした。
1日の節約金額は少なくても炊事は毎日のことですので年間では大きな金額の節約になります。
効率的に調理を行い、ガス料金を節約することができます。