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商標検索についての誤解
独立行政法人 工業所有権情報研修館が提供する特許庁の無料商標検索サービス「IPDL特許電子図書館」の検索結果に対する誤解。


●結 論
IPDL特許電子図書館の「商標出願・登録情報」で調べたいネーミング案とズバリ同じ商標が検索された場合、 そのネーミング案は使用できないし、商標登録することもできません。 逆に検索されなかった場合、同じネーミング案は商標登録されていないとして使用かつ商標登録がができる という結論を出すことはできません。 なぜなら「商標出願・登録情報」の検索では数文字違いの類似検索機能がないためです。 例えば1文字違いの商標がすでに登録されている場合、類似になる可能性があります。 さらに別の検索方法で詳細に調査する必要があります。


●説 明
私どもはネーミング開発および商標の検索代行の業務をしていますのでネーミングや商標について ご相談を受けることが度々あります。そのなかで商標検索について誤解されていると感じることが度々あります。

 よく聞くのは 「ネーミング案を特許庁の商標のデータベースを検索しました。同じものが検索されなかったので 使用できると思っています。」という内容です。  特許庁の商標データベースとは無償で検索できる「IPDL特許電子図書館」のことです。 その検索サービスの「商標出願・登録情報」で考案されたネーミングを検索したところ一件も検索されなかったということです。

 例えばネーミング候補「コアワーク」(Core Work)を「IPDL特許電子図書館」の「商標出願・登録情報」で検索。スバリの商標が検索されなかったので使用および登録できると判断されたようでした。  しかし、商標の検索ではスバリだけではなく、数文字違いの類似商標も調査しなければなりません。 先ほどの例「コアワーク」で説明しますと、以下のような
コアーワーク
コアワークス
コワワーク
コアアーク
コアオーク
コムワーク
ザコアワーク
文字違いの商標が登録または出願されている場合は、「コアワーク」は類似となり使用および商標登録ができません。
 しかし「IPDL特許電子図書館」の「商標出願・登録情報」では数文字違いの商標を検索することができません。  類似商標を検索する場合は「IPDL特許電子図書館」の「称呼検索」で検索します。ただ、数文字違いの全ての組み合わせ検索できず、 見落としが発生すること。検索結果の判断に専門知識が必要なことなど  「称呼検索」による類似商標の検索は、商標検索代行業者か、商標に詳しい弁理士か特許事務所に相談か依頼される方が得策です。
費用は必要ですが、商品を販売した後になって商標が登録できない。また他社からクレームが来るなどのリスクを最少にすることができます。

同一の商標を調べる(簡易調査)      :商標出願・登録情報検索
類似の商標をカナ読みで調べる(簡易調査) :称呼検索
調査する商品やサービスのグループを調べる:類似群コード検索